陶芸と、星占い、タロットカードを、職業にしています。体験をもとにした、心、魂の世界についてのエッセイです。


by fufu6k
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輪廻 Ⅲ

                     占いのホームページ SPACE・和



 「前世については、和代にとって、今、知っておいたほうがいいと思われることしか、教えてもらえないのよ」
 チャネラーの彼女は言った。

 彼女に現われる、霊的存在は言う。基本的に、前世を知る必要はないのだ、と。
「仮に、あなたが前世で人を殺したとして、今の人生で、そのことをありありと覚えていたら、あなたは希望を持って生きていくことができますか?」

 人間の精神はそんなに強くないと、霊的存在は言った。これまで生きた、いくつもの過去生の記憶を持ったまま、今の人生を送ったら、人間の脳は混乱して、気が狂ってしまう。なので、この世に生まれ出る時に、前世の記憶は全て消される。全部忘れ、心を文字通り白紙の状態にして、私達は生まれてくる。まっさらの画用紙に、どんな絵を、文字を、書いていくのか。過去生の記憶に引っ張られないほうが、よりスムーズに、私達は前へ進めるのだ。

 前世で、深く傷つけた相手と、現世で夫婦になるかもしれない。相手を傷つけたという負の遺産を解消し、相手の魂に残っている傷を消し、正常な人間関係に戻すために。そのとき、相手を傷つけた記憶が、くっきりと残っていたら、後悔とうしろめたさでいっぱいになり、素直に相手を愛することができない。相手も、自分に優しくしてくれる人が、過去生で自分をめちゃめちゃにしたことを知ったら、愛されることが逆にうとましく感じられたりするだろう。それでは、輪廻転生の目的は達成されない。

 いちいち覚えていなくても、出会う必要のある相手とは、自然に出会うらしい。この人生で、その相手との関係、心のつながりを、より良いものにしなければならないのなら、そういう課題を持って生まれてきたのなら、必ず、何らかの形で関わることになるのだ。

 この会話をしている時、私は10年ほどともに暮らした恋人と、すでに別れていた。そして、次の恋愛をしていた。霊的存在は、別れた恋人も、次に好きになった男性も、前世で関わった人で、現世で出会う必要があった人達だと言った。

 ………。

 私は彼らに、何をしなければならないのだろう。どういう課題を背負っているのだろう。ましてや、同棲していた彼とは、今や断絶状態だ。せっかく出会ったのに、またもや傷つけ合ってしまった……。
 私の疑問に、答えはなかった。自分で考えろということか。

e0172753_0483048.jpg「アクナトンに出会うことはあるかしら?」
 この質問にも、答えはなかった。もう、会う必要がないのかもしれない。今、かつてアクナトンだった魂はあの世にいて、当分、地上に生まれ出る予定はないのかもしれない。それとも、この先、出会うのかもしれない。アクナトンが男性として生まれて来るとは限らない。女友達として関わりを持つことだって、あり得るだろう。
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by fufu6k | 2009-04-02 00:47