陶芸と、星占い、タロットカードを、職業にしています。体験をもとにした、心、魂の世界についてのエッセイです。


by fufu6k
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2012年 02月 20日 ( 4 )

東日本大震災

                     占いのホームページ SPACE・和


 旧い友人で、もと自衛官のT君は、大震災の直後、仕事で東北へ行った。彼は退官したあと、ハイヤーの運転手になった。被災地に医者や看護士を連れて行く仕事が、彼の勤める会社に依頼され、同僚が尻込みする中、彼が名乗りを上げた。自衛官時代の経験と、つちかった心構えが、彼を支えていた。

「一度、被災地を見たほうがいい」
 彼は私に言った。テレビで見るのとは、大違いだ。どんなにすさまじく、どんなに恐ろしいことが起こったか、現場に立ってみると、体に突き刺さるように、いろいろなものを感じる。日本に、どんなことが起きたのか、それは実際に行ってみないとわからない。
 彼は力説した。

「仕事でも、ボランティアでもなく、ただ見学に行くわけにはいかないでしょ」
 野次馬になってはいけない、と、私は言った。
「俺も初め、そう思った。でも、行ってみて、わかった。これを、見なけりゃいけないって」
 彼は何度もそう言った。

 あの日、壊滅した町や村の映像を眺めて、日本中の人が、呆然とした。テレビ画面をみつめながら、実際はどうなんだろう、と思ったのは、私だけではないと思う。延々と映し出される映像は、つらく、恐ろしかったが、あくまでも映像だ。何が起こったか、体感できないもどかしさを感じた。T君が言おうとしていることは、よくわかる。

 肌でわかっていないと、事の重大さが心に染み透って来ず、時がたつにつれて、東北のことは他人事になってしまう。あのときは、これは日本人全体の問題だと思ったのに、その切迫感が薄れている。これは、のんきに忘れてしまってはならないことなのだ。T君は、それを訴えていた。

 私の身近な人の家族や友人も、被災している。津波で会社が流された人。迫り来る津波から、からくも逃げおおせた人。たまたま用事で東京に来ていたときに、原発事故が起き、家へ帰れなくなってしまった人。

 震災から三日ほどたった頃、富士山麓の自宅から、東京の実家へ行った。夜、お風呂のあとで、髪にドライヤーをかけていたとき、激しい揺れが来た。二階にいた私は、階段を駆け下り、茶の間のテレビをつけた。震源は静岡県。私が住んでいる、山梨県富士吉田市の映像も映り、震度5という表示が出ていた。入浴中だった叔母に声をかけ、地震で家の中がどうなったか、中央道の通行止めは、明日、解除されるだろうか、仕事先に連絡しようかなどと気を揉んでいると、メールの着信音が何度か鳴り、電話もかかってきた。頭の片隅で、ここ数日の地震が富士山に影響を与えないだろうかと、考えていた。

 その日のお昼に、テレビで総理大臣が、国民に向けて、福島の原子力発電所で重大な事故が発生したことを告げた。「みなさん、冷静に聞いてください」と言う菅総理の言葉を聞いて、地の底から湧き上がってくるような恐怖感に捉われてしまった。

 3月11日とそのあとの数日間、それまでの人生では味わったことのない思い、文字通り、足元の地面が揺らぎ、なくてはならない基本の安全が失われてしまった恐ろしさを、感じ続けていた。テレビから日常の番組とコマーシャルが消え、災害の報道だけになったことも、危機感を煽った。

 心の芯が凍りつくような思いで、壊滅した地域の映像を眺めながら、“神”が敵に思えた。大自然の力は、多くの人の人生を、根こそぎ奪った。これからもまだ、奪い続けるのだろう。自然は敵だ。
 それから、こうも思った。自然を、神を、敵に回したとき、人間は、人間同士でいがみ合うことをやめ、心をひとつにできるのだと。少なくとも、あの数日間は、日本人の心はひとつになっていたと思う。
 
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by fufu6k | 2012-02-20 01:00

東日本大震災

                     占いのホームページ SPACE・和



 数日前、NHKで、福島原発事故の被害についての番組を放送していた。
 汚染の数値が高くても、育てている馬を放置して逃げるわけにはいかないと言う、牧場主。厩舎には、生まれたばかりの子馬がいた。
 餌が汚染されたために、数万羽の鶏が餓死した、養鶏場の主。その人は戦後、50羽のトリから始めて、こつこつと増やし、養鶏場を築いてきたのだ。
 子供の健康を心配しながら、どこに行くあてもないので、ここで暮らすしかないと話す、若い母親。

 ちょうどブログに、「大きな自然災害などが起こり、悲しい出来事がたくさん生じる」というミカエルの予言が、当たりつつあると、書いたばかりだった。
 番組を見ながら、予言が当たるなどという言葉は、引っ込めなければならないと思った。
 予言がどうのこうのという次元ではないからだ。

 予言ということを言うなら、超能力者に地震がいつ、どこで起きるが、予知してもらいたい。アメリカでは、犯罪の捜査に、霊能者を使うことがあるようだが、霊感をうんと研ぎ澄ましたら、地震を予知できないものだろうか。
 私はここ数年、個人的な理由があって、紘子さんに会っていないが、ミカエルは東日本大震災が起きることを、前もって紘子さんに教えたのだろうか。東海地震、東京直下型地震がいつ起きるか、ミカエルは何か伝えているのだろうか。
 ただ、そういう大型の災害がいつ起きるか、正確に予知できたとして、その霊能者が過去にも出来事を当てており、人々に信頼されていたとして、それを世の中に発表することが、はたして良いことなのだろうか。何年何月何日頃起きますと言われたら、人々はものすごいパニックに陥るだろう。 企業はこぞって社屋を関西に移すだろうし、東京の人口は激減し、経済活動が下降する。実際に地震が起きるはるか前に、日本経済は大打撃を受ける。

 ミカエルは、かつて、富士山の噴火については、少し話してくれたことがある。必ず噴火するとは言わなかったし、時期も教えてくれなかった。ただ、人間の文明がこのまま、自然との調和を無視した形で進行し続けると、いつか富士山は大噴火を起こすと言った。人間が作り上げた文明は、人間が考えている以上に、地球という自然のバランスを崩しているのではないだろうか。
 優秀な頭脳を結集しても、人間の科学は、地震の予知ができない。大震災の前の、金魚や馬の異常行動の記録をもとに、推測をしている有様だ。ナマズも脚光を浴びている。このインターネットの時代に、江戸時代からたいして進歩してないのかと、なんだかおかしくなってくる。
 世界中がテレビとパソコンと携帯電話で覆われ、地球上を大量の電気や電磁波が飛び交っている。そういう状態が、地球という自然のバランスを崩しているのかもしれない、と、想像してしまう。
 人間の科学は、まだ、たいしたことがないのだと思う。
 富士山噴火について、ミカエルはもうひとつ、無気味な予言をした。
「富士山が大噴火を起こすときは、日本という国が終わるとき」
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by fufu6k | 2012-02-20 00:49

大天使ミカエル

                   占いのホームページ SPACE・和


 大天使ミカエルが、自動書記によって私達に伝えたものは、膨大な量にのぼる。
 ミカエルが語ったことを大別すると、次のような項目になる。

 ・人間の存在について
  人間の魂がどのようにして生まれ、何のために人生を送っているのか。

 ・神について

 ・輪廻転生の意味について

 ・ブッダとキリストについて
  ふたりの天才がどのような生涯を送ったか。

 ・精神の自立について
  生きていくうえで、最も大切にしなければならないものは何か。

 ・人類の未来について
  人間がみずからの首を絞める、危機的な状況に向かって突き進んでいることについて。

 ・西洋占星術について
  12星座の性質の解説。

  その他、社会状況をどのように読み取っていけばいいのか、人間関係をどう考え、受け止めればいいか、人の心理と行動についてなど、そのつど、ミカエルはポイントとなるアドバイスをくれた。幅広く情報を得、マルチにものを見ること、バランス感覚を大切にすることを、ひんぱんに言われた。

 ミカエルが現われてから、10年近く、私は紘子さんとヒデとひんぱんに会い、ミカエルが書いたものを読んだり、紘子さんとヒデがミカエルから教わったことを聞いたりした。紘子さんと話しているとき、ミカエルが出てくることも多かった。私達は、ミカエルに親しむにつれ、ミカエルという名を縮めて、「ミー」という愛称で呼んでいたが、紘子さんはよく、
「あ、今、ミーがこう言ってる」
と、ミカエルが言うことを伝えてくれた。
 その10年間は、まるで学校のようだった。特に初めの数年は、学校そのもので、ミカエルは人間の存在という哲学的な命題から、人間の心理、愛と自立、国際情勢にいたるまで、簡潔にわかりやすく、ときには非常に厳しく、私達に教えた。

 振り返ると、ミカエルとともに過ごした日々の貴重さを、しみじみ感じる。私は、稀有な経験をしたと思う。この経験を、その後の人生に、充分に活かしているのだろうかと、自己反省の気持ちにもなる。
 私も紘子さんも、ミカエルに出会うことを望んでいたわけではない。聖書に出てくる天使は知っていても、そういうものが実際に存在するとは、思ってもみなかった。
 ミカエルは突然、いきなり、向こうからやってきた。ミカエルの存在を受け入れるまで、私達は相当に混乱したし、そのあとも、わけもわからず流れに巻き込まれているような気分だった。少なくとも私はそうだった。キリスト教の信者の人は、眉をひそめるかもしれないが、ミカエルに出会ったことは、私にとっては、“まるで、交通事故に遭ったようなもの”だったのだ。

 ミカエル学校の生徒だったころ、生徒であることを、幸せでありがたいこととは一度も思わなかった私だが、この10年近くの年月は、私を確実に変えた。
 人間の存在を根本から解き明かし、魂や霊や神の世界を理路整然と解説するミカエルの言葉を聞き、その知識が体の中に染み込むにつれ、私は心霊の世界を、神秘的な世界だとは思わなくなった。ミカエルから教わったものの見方が、私の習性になると、社会で起きているさまざまなことのつながり、関連性が見えるようになった。いろいろな人の、多種多様な話題に、柔軟に対応できるようになった。そして、どこか、お腹の底の、いちばん中心の部分に、安定と力を感じられるようになった。

 ミカエルとの出会いをきっかけに、私がつかみとったものについて書くことが、私の人生のテーマだと、かつてミカエルから言われたことがある。数年前、紘子さんからも、「和代の精神世界について、本を書いてね」と言われた。私は作家じゃないよ、本を書くったって、どうやって……、そう思いながらも、自分の頭の整理をつけるために、文章を書いてきた。
 今一度、私がつかみとった心の世界を、見つめてみようと思う。

 でも、その前に、すべての日本人の前に過酷に立ちはだかっている自然災害と人的災害について、やはり書いてみたいと思う。
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by fufu6k | 2012-02-20 00:42

大天使ミカエル

                      占いのホームページ SPACE・和



 大天使ミカエル……、自動書記……。
 「何、それ?」と思う人も多いだろう。
 神秘かぶれ? 占いのサイトだから、そういう話が出てきたって、おかしくないか……。

 28年前、10歳年上の友達で、仲良くつきあっていた紘子さんに、突然、大天使ミカエルと名乗るものが憑依したとき、私も初め、「何、それ?」と思った。
 当時、紘子さんは42歳、更年期障害で、情緒不安定になったのか、人知れずためていたストレスが爆発して、神経症になったか。電話で紘子さんから、大天使ミカエルが現われた顛末を聞きながら、私の心は冷たい反応しか示さなかった。
 半ば頭がおかしくなっている友人を、小さな子供をあやすようにあしらう。私の態度は、そのようなものだった。
「そんな馬鹿なこと、あるわけないでしょ!」
 そう言い放ちたい気持ちを抑え、小さく相槌を打ちながら、どうやってこの電話を終わらせたものかと考えていた。

 紘子さんが私に電話をかけたのは、大天使ミカエルが現われ、いろいろな神秘現象が起こり、大騒動を乗り越えて、一息ついたころ、ミカエルの登場から半月以上はたったころだ。ミカエルが現われてから、その電話まで、私はまったく彼女と会話をしていなかった。もし、私がミカエル登場の初めから、紘子さんの身近にいて、何が起こっているのかを自分の目で見ていたら、もっとたやすくこの出来事を信じられたかもしれない。
 こういうことが起きたのだと、言葉で説明されても、疑問を抱くばかり。それほど、紘子さんの話は奇想天外だった。

 ミカエルが現われる数ヶ月前、紘子さんは、一人の青年に出会っている。彼女が趣味の延長のような軽い気持ちでやっていた占いのアルバイトを通じて、二人は知り合った。青年は子供の頃から霊感が強く、宗教や霊能力に関する知識が深かった。紘子さん自身は、星占いに興味を持っていたものの、霊能の世界にのめり込むような性質ではなく、合理的な考えかたをする人だ。現実的な紘子さんと、霊能者の青年は、なぜか惹かれあい、ひんぱんに会うようになった。

 紘子さんが青年とつきあうようになって、しばらくたったころ、大天使ミカエルが現われた。
 ミカエルが現われる数日前から、紘子さんは右腕に鈍い痛みを感じていたという。痛みはだんだんひどくなり、明日は医者に行こうと思い決めた日、突然右腕が自分の意思とは関係なく、勝手にぶらぶらと動き始めた。
 驚いた紘子さんは、右腕の動きを止めようと、左手で右腕を押さえた。すると、動きを封じられた右腕が激しく痛む。痛いので左手を離すと、右腕はまた大きく揺れる。そんなことを何度が繰り返した末、紘子さんは右腕の動きを止めることを諦めた。
 勝手に動いている右腕を、驚きと恐怖の入り混じった気持ちで見つめているうち、紘子さんは右腕がでたらめに動いているのではないことに気づいた。腕はあきらかに規則的な動きをしている。じっと見ていると、空中に文字を書いているように見える。もしかして、これはカタカナの“ミ”か……。彼女がそう思うと、腕は今度は別の動きを始めた。これは……カタカナの“カ”……?腕は次の動きに移る。これは……“エ”……?
 こうして、紘子さんの右腕は、空中にひとつの名前を書き記した。
 ミ・カ・エ・ル。

 ミカエルという名前を、自分の右腕が、自分の意思とは関係なく、宙に書いたことを悟った瞬間、彼女は強い恐怖に襲われた。なんだか知らないが、悪霊とかこわい幽霊とか、そんなものが現われたように思ったのだ。
 彼女は、心霊にくわしい、くだんの青年に助けを求めた。彼女は電話で彼を呼び出し、彼は紘子さんの身に起こったことを聞き、その出来事の意味を彼女に伝えた。
 腕が勝手に動いたのは、自動書記というもので、心霊と交信するひとつの手段であること。ミカエルというのは、位の高い天使の名前であること。大変なことが起きたけれど、それは禍々しい、恐ろしいものではないこと……。彼、通称ヒデという名の青年は、理路整然とこれらのことを紘子さんに教え、ようやく彼女の気持ちは恐怖から解き放たれたという。

 紘子さんがヒデと出会ったのは、ミカエルを受け止めるために、彼女には彼が必要だったからだと思う。二人でなければ、この途方もない霊的存在を、受け止めることはできなかったのだと思う。

 自動書記がどういうものかを知っていたヒデは、紘子さんに鉛筆を握らせ、ノートに向かうようにすすめた。右手に軽く握った鉛筆は、たちまち、すらすらとよどみなく、紙の上に文字を綴った。私は彼女の自動書記をそばで何度も見たことがあるが、それはかなりのスピードで、途中で筆が止まることがなく、そして、彼女がふだん書く字の形とはまったく異なる字体だった。
 私は最初、ミカエルの存在も、その現われ方も、どうしても信じることができなかったが、自動書記の文字を見て、疑惑がすうっと消え、これは真実だと思えた。口は偽りを言えても、字は偽れない。人は自分の筆跡を、そう簡単に変えることはできない。
 ノートにつむぎだされる数々の言葉からも、これがまやかしや妄想ではないことが感じられた。かりに紘子さんが精神的におかしくなっていたとして、それらの言葉は、人間の狂った頭からは、到底出てこない。ノートに書かれた文章の内容は、筋道がはっきりしていて、現実的で、知性と深い洞察に満ちていた。何よりも、心の底に強く響く、豊かさと愛が感じられた。
「私、ミカエルの存在を信じるわ。だって、こんな凄い文章、紘子さんに書けるはずないもの」
 私は思わずそう言ってしまった。
 
 
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by fufu6k | 2012-02-20 00:34