“心”の彫刻

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 安田侃(かん)という彫刻家を知ったのは、去年、北海道美唄市にある、安田侃の彫刻を展示してあるアートパークに行ったときだ。アルテピアッツァ美唄という名の、その彫刻公園の存在を教えてくれたのは、S君と、札幌出身の女友達だ。

 安田侃は美唄市の生まれで、イタリアのカッラーラという大理石の産地に住み、制作を続けている、世界に名の通った彫刻家だ。抽象美術にあまり興味を持たない私だが、この彫刻家の作品には、心を打たれた。不思議な、強い吸引力を持つ作品。冷たい石が、まるで生きているかのようにパワーを発散し、言葉を語りかけてくる。磨きぬかれた大理石の表面は、すべすべして心地良く、抱きしめたり、頬ずりしたくなったりする。
 石の中に、何かが、確実に、宿っている。世にも不思議な、精神的な作品だ。

 今年も、夏休みの旅行で、北海道に行った。そして再び、アルテピアッツァ美唄を訪れ、思う存分、安田侃の世界に浸った。


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# by fufu6k | 2011-08-30 23:48

スヌーピー

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 大好きなS君のニックネームがスヌーピーなので、私もピーナッツの漫画に親しむようになってしまった。この漫画の絵は、素晴らしい!!こんな線が描けたらなあ……と、憧れてしまう。

 私はカレンダーが好きで、一年分が一枚になっているもの、二ヶ月分がいちどきに見られるもの、卓上カレンダーなど、四種類使っているが、その中のひとつは、スヌーピーの漫画のカレンダーだ。絵がかわいいので、一年が終わっても、捨てずに取ってある、

 そういう話を仕事先でしたら、そこの人がスヌーピーのぬいぐるみをくれた。抱き枕にできるほどの大きさで、ふかふかしていて、触り心地がいい。

 も少し涼しくなったら、これを抱いて寝よう。いい夢、見られるよ、きっと。
 
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# by fufu6k | 2011-08-30 22:26

もうすぐ夏

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 実家の庭先に、暑さよけの朝顔を植えようと思っているうちに、日が経ってしまった。たぶん、今植えても、盛夏には間に合わないだろう。
 節電用の、冷蔵庫に取り付けるカーテンは買おう。あと、ラジオや携帯充電器などの機能がいろいろついた懐中電灯も……。

 この夏は、どんなふうに過ごすことになるのだろう。

 今日は、ずっと、恋愛相談の電話を受けていた。
 タロットの依頼の大半は、恋の相談だ。
 恋というヤツは、曲者だ。と、しみじみ思う。結局、幻想を抱いて、酔っているだけだ。幻の風船は、いつかは割れる。パン!

 でも、恋は、愛の入り口だ。

 今日は、大好きなS君と、メールのやりとりをした。彼は、優しく、温かいところも、気短できついところも、ある。性格が合わない部分も感じるけれど、どうしても好きだ。幻の風船を追いかけているのかもしれないけれど、追うのをやめることはできない。
 行けるところまで、行くさ。
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# by fufu6k | 2011-05-12 00:25

GW

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 中央道が凄く渋滞するので、GWはどこにも行きたくない。三鷹~富士吉田が、ふだん1時間半くらいなのに、5時間近くかかる。高速を降りてからの国道も、車がびっしり連なっている。

 なので、みんながあちこち動き回っているこの期間、私は家で、こつこつ作品を作る。道路が身動きとれない状態なので、な~んか閉じ込められた気分に陥りながら、せっせと細かい作業を続ける。

 GWをきっかけに、世間の自粛ムードはグンと薄れたようだ。東北のどこかの県の物産品が、飛ぶように売れているとか……。良かったね。

 今日、テレビで、今後30年以内に、東京直下型地震が起きる可能性が70%あるということで、その対策について、番組の中でやっていた。
 今後30年以内に、富士山が噴火する可能性がとても高いという話を、以前、知り合いがしていた。
 東京大震災と、富士山噴火が、今後30年以内に起こったら、いったい私の人生はどうなるのだろう。
 何をどうすべきが、とりあえずできることを、いろいろ考えてみた。いつ起こるかもしれない、恐ろしい事態を、冷静に、現実的に考え、ともかく心の準備をしておいたほうがいいかもしれないと、思い始めた。

 逃げることはできないのだから。

 楽しめるうちに、うんと楽しもうという気持ちにもなった。遊びたいときは、遊ぶんだ!
 そう思いながら、石膏板に模様を彫っていたら、友達から「温泉に行かない?」というお誘いのメールが来た。
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# by fufu6k | 2011-05-05 00:53

震災 Ⅵ

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 大震災から、50日近くたった。
 余震は続いているものの、被災地以外の土地に住む私達は、平常の気持ちを取り戻した。

 放射能汚染の拡大は、たぶんなさそうだ。
 計画停電も中止になった。夏が来れば、電力不足の危機感がまた湧くだろうけれど、今は小康状態だ。
 スーパーマーケットに置いてあった募金箱も、なくなった。募金する人が減ったのかもしれない。

 こんなときに夜遊びして飲み歩くのは申し訳ない、といった自粛の気分も薄れてきた。
 自粛はしないほうがいい、と、私は震災の翌々日ぐらいから思っていた。阪神大震災のときも、自粛はいけないと多くの人々が思い始め、神戸に会社のあるお菓子や靴を、みんなせっせと買った。ただでさえ不景気なときに、地震、津波、原発事故という三重苦の打撃を受け、そのうえ自粛の気分に押し流されたら、私達は東北と共倒れになってしまうと思った。

 テレビコマーシャルが、「頑張れ、ニッポン」とか、「日本は強い国、必ず立ち直る」といった、私達を勇気づける言葉を、流し続けている。芸能人が被災地に炊き出しに行ったり、音楽家がチャリティーコンサートを開いたりしている。飲食店が東北地方の食材を使った料理を出したり、東北地方のアンテナショップが盛況だったりと、みんな、自分に何ができるか真剣に考え、実行している。
 それは、良いことなのだけれど……。

 テレビを見ていると、なにか、微妙なズレが生じているような気がする。うまく言葉にできないが、テレビが盛り上げている雰囲気と、実際に被害を受けている土地の人々の現実、気持ちとは、かけ離れていると思えてしまう。
 私達は、テレビを通じてしか、被災地の現実を知ることができない。けれども、テレビは、勝手に一人歩きをしているように思えてしまう。本当は、こんなものではない。

 壊れた原子力発電所を抱えた日本経済の未来を考えると、どうにも気持ちが暗くなるので、先のことはあまり考えないようにしている。

 なんとか、なるさ。
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# by fufu6k | 2011-04-28 00:45